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GMC (9790 views - Brands)

GMC(ジーエムシー) とは、アメリカの自動車メーカー、ゼネラルモーターズ(GM)が北米および中東地域で展開している商用車およびライトトラック(ピックアップトラック・SUV)部門およびそのブランドである。日本への正規輸入は行われていないが、並行輸入車が入手可能である。
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GMC(ジーエムシー) とは、アメリカ自動車メーカー、ゼネラルモーターズ(GM)が北米および中東地域で展開している商用車およびライトトラックピックアップトラックSUV)部門およびそのブランドである。日本への正規輸入は行われていないが、並行輸入車が入手可能である。

概要

かつては消防車救急車、大型トラックバス軍用車両キャンピングカーも製造していたが、現在はSUVピックアップトラックバン、ライトデューティートラック、ミディアムデューティートラックのみを製造している。セダンクーペなどの一般的な乗用車は扱っていないが、それらの車種を扱うビュイックポンティアック(既にブランド廃止)とは販売網が統合されている。

ほとんどの車種はシボレーバッジエンジニアリング車である。最大の相違点は車体正面に付けられた赤色(それ以外の色もある)の「GMC」バッジだが、豊富な標準装備やオプションを取り揃えて差別化を図ることも多い。特に高級仕様である「デナリ」の設定はシボレーにないGMCの大きな特徴である。このデナリグレードは、トレードマークとなるハニカムグリル、専用バンパー、サイドの「デナリ」エンブレム、大径アルミホイール、さまざまなクロームのアクセントなどで外観のアップグレードを図り、内装では本革や木目調部材を使用し、ステアリングホイールには「デナリ」ロゴが入るほか、さまざまな快適装備が標準で用意される。そして価格もノーマルモデルと比較して大幅に引き上げられている。日本では一時期アストロの姉妹車であるサファリが一部のユーザーに人気となった。

歴史

1901年、マックス・グラボウスキー(Max Grabowsky)は「ラピッド・モーター・ビークル・カンパニー」(Rapid Motor Vehicle Company)を設立し、商用トラックの原型となる車をいくつか開発した。トラックは単気筒エンジンを採用していた。1909年、ラピッドはゼネラルモーターズによって買収され、GMCトラックの由来となるゼネラルモーターズ・トラック・カンパニーの土台となった。

GMはまた、1908年に別の独立系トラックメーカー「リライアンス・モーター・カー・カンパニー」(Reliance Motor Car Company)も買収していた[1]。ラピッドとリライアンスは1911年に合併して「ゼネラルモーターズ・トラック・カンパニー」となり、1912年に「GMCトラック」ブランドがニューヨーク国際オートショーにて初披露された。全体におけるGMCブランドの貢献はほんの372台に過ぎなかったものの、約22,000台のトラックがこの年に製造された。翌1913年には、ラピッドとリライアンスの全トラックがGMCブランドに代わった[1]

1916年、GMCトラックはアメリカ国内をシアトルからニューヨークまで30日間で横断し、1926年にはGMCの2トントラックがニューヨークからサンフランシスコまで5日間(と30分)運転された。第二次世界大戦中、GMCトラックはアメリカ軍用トラックを60万台製造した。

1925年、GMはジョン・D・ハーツによって創業されたイリノイ州シカゴバス車両メーカー、イエロー・コーチ(Yellow Coach)の支配権を取得した。1943年に残りの株式を買収した後、GMは同社を「GMトラック・アンド・コーチ・ディヴィジョン」(GM Truck and Coach Division)と改名し、1980年代までカナダとアメリカで都市間輸送バスを製造した。GMは1970年代末から1980年代にかけて競争の激化に直面してから間もなく、バスの製造を打ち切った。1987年、GMCは自社のバス車種をTMC(トランスポート・マニュファクチャリング・コーポレーション)社およびカナダのMCI(モーター・コーチ・インダストリーズ)社に売却し、それはのちにノヴァ・バス(w:Nova Bus)の手に渡った。

ミディアムデューティートラックの分野では、1984年いすゞからOEM供給を受けてフォワードの販売を開始した[1]。この業務提携は2013年現在においても継続している。一方、ヘビーデューティートラック事業では、1986年にGMとスウェーデンボルボとの間でヘビーデューティートラックの製造・販売の合弁会社を設立するも、1987年にアストロ95(シボレー・タイタンのGMC版)とジェネラル(シボレー・バイソンのGMC版)の製造を打ち切り、1989年にはブリガディアー(シボレー・ブルーインのGMC版)の製造も終了したため、GMCは1911年以来続けてきたヘビーデューティートラック市場から撤退してしまった[1]

以降、GMCはライトトラックに注力していくこととなる。いずれも短命に終わったものの、1991年から1992年にかけてソノマおよびS-15ジミーの高性能版であるサイクロンタイフーンを登場させ、シボレーとの差別化を図った。そして1996年乗用車からGMC車への乗り換えを促すべく、ブランド名から「トラック」を削除して単に「GMC」とした[1]。1998年にはリンカーン・ナビゲーターに対抗してユーコン高級グレード「デナリ」を設定し、それ以降は他のGMCの車種にもデナリを展開していくことになる。

2002年、前身のラピッド設立から数えて100周年を迎えたGMCは会社の全歴史を解説した、“GMC: The First 100 Years”と題された本を出版した。しかし、この2000年代においては原油高をきっかけとする中大型ピックアップ・SUVの需要縮小に直面し、GMCはラインアップの変革を迫られることとなった。2000年代後半にはシエラやユーコンのハイブリッド仕様を投入して大型車の燃費改善を図る一方、2007年には初のクロスオーバーSUVとなるアカディアを、2009年には中型CUVのテレインを相次いで投入した。さらに2010年北米国際オートショーでは、小型トールワゴンコンセプトモデル「グラニット」を出展した。

名前の由来

「GMCトラック」の名前の意味については、ラピッド・モーター・ビークルがGMに買収されて「General Motors Truck Company」となり、そこから「General Motors Company Truck」(GMC Truck)というブランドができたという説と、ラピッド・モーター・ビークルの元の名前「Grabowski Motor Vehicle Company」から「Grabowski Motor Company Truck」としたとする2つの説が有力視されているが、ゼネラルモーターズ広報に問い合わせても、GM・GMCのどちらに質問するかによって回答に違いがあり、はっきりしない。

車種一覧


脚注

  1. ^ a b c d e A Brief Outline of the First Century of GMC Truck History”. GM Next Wiki (2008年4月14日). 2010年4月16日閲覧。


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