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ビロン (10857 views - Material Database)

ビロン(billon)は、合金の一種で、貴金属(主に銀だが、水銀の場合もある)と主成分となる金属(銅など)を混ぜたものである。硬貨、メダル、代用貨幣などの製造に用いられる。 語源はフランス語の bille。 ビロン硬貨は古代ギリシア時代から中世期まで使われていた。紀元前6世紀から紀元前5世紀にかけて、レスボス島では銅60%、銀40%の硬貨が使われていた。古代でも中世でも、もっと貴金属の少ないビロンが主に使われ、特に銀の含有量は2%未満ということが多かった。フランスのリアールやドゥニエはブルボン朝の時代であっても、ビロンで作られたものがあった。 特にローマ帝国時代のビロン硬貨がよく知られている。紀元2世紀以降のローマ帝国では、デナリウス貨や地方で発行していたテトラドラクマ貨を何度も改鋳したため、銀の含有量が減っていき、青銅の成分が増えていった。2世紀後半に入ると、それらの硬貨は実質的に青銅貨となり、銀を表面に薄く載せる程度になった。
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ビロン

ビロン

ビロン(billon)は、合金の一種で、貴金属(主にだが、水銀の場合もある)と主成分となる金属(など)を混ぜたものである。硬貨メダル代用貨幣などの製造に用いられる。

語源はフランス語bille[1]

ビロン硬貨は古代ギリシア時代から中世期まで使われていた。紀元前6世紀から紀元前5世紀にかけて、レスボス島では銅60%、銀40%の硬貨が使われていた。古代でも中世でも、もっと貴金属の少ないビロンが主に使われ、特に銀の含有量は2%未満ということが多かった[2][3]。フランスのリアール[4]ドゥニエ[5]ブルボン朝の時代であっても、ビロンで作られたものがあった。

特にローマ帝国時代のビロン硬貨がよく知られている。紀元2世紀以降のローマ帝国では、デナリウス貨や地方で発行していたテトラドラクマ貨を何度も改鋳したため、銀の含有量が減っていき、青銅の成分が増えていった。2世紀後半に入ると、それらの硬貨は実質的に青銅貨となり、銀を表面に薄く載せる程度になった[6]

脚注・出典

  1. ^ Billon”. Dictionary.com Unabridged (v 1.1). Random House, Inc.. 2009年9月25日閲覧。
  2. ^ Harl, Dr. Kenneth (1998年3月19日). “Early Medieval and Byzantine Civilization: Constantine to Crusades”. tulane.edu. 2009年9月25日閲覧。
  3. ^ Munro, John (2007年1月15日). “Review of Earl J. Hamilton, American Treasure and the Price Revolution in Spain, 1501-1650.”. EH.Net Economic History Services. 2009年9月25日閲覧。
  4. ^ 久光重平 『西洋貨幣史』 国書刊行会、1995年、797-798頁。ISSN http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN12202449 
  5. ^ 前掲 (久光 1995, pp. 986-987) 。
  6. ^ Erik Christiansen, Coinage in Roman Egypt: The Hoard Evidence (Aarhus University Press, 2004) 135-141.

関連項目


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